エレクトーン演奏グレード5級試験の曲選びポイント【弾けるのは当たり前です】

エレクトーン演奏グレードの曲選び:タイトル画像

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しろちゃん

グレード5級試験を受けることにしたんだけど、曲選びに迷ってるんだ~

今回はこんなお悩みに答えていきます

自由曲や課題曲は弾けて当たり前と試験官は見ている

グレード試験の際に試験官もやっている講師から聞いたこと話ですが、
受験生が選んでいる自由曲や課題曲は弾けて当たり前だそうです。

課題曲は1曲なので、厳選に厳選を重ねて選びましょう。
ページが少ない曲は人気があるので、試験官も耳がタコになるくらい聴いています。しっかりとそれも考えて曲を選んでください。(ページ少ない曲を選んじゃダメってわけじゃありませんよ)

楽曲演奏の自由曲は3曲用意することになってますので、
自分が余裕をもって弾ける曲の中から、テンポの違う物、短調、長調、ジャンル別などで曲を選んでください。

なので、曲を選ぶなら、

  • 弾けていることは当たり前(ほぼノーミス)な曲から選ぶ
  • できるなら同じ作曲者や編曲者の曲は選ばない
  • 同じような曲想やジャンル、テンポの曲は選ばない

ってことですね。

一つずつ詳しく書きます。

弾けていることは当たり前(ほぼノーミス)な曲から選ぶ

試験の時にはいつもと違う環境だから、日ごろの練習の成果がしっかり出せるかどうか不安になりますね。

先生から〇は貰ってるから大丈夫ではなくて、弾くたびに小さなミスをしている曲はそこをしっかり対策してあるなら大丈夫と考えた方がいいです。

もし独学でグレードを受ける場合も同じく、ノーミスに近い状態で演奏ができているかが選曲のひとつになります。

なぜそうなのかというと、
自由曲も課題曲も、事前に練習できてますよね。
練習しているのだから、弾けて当たり前なのです。

弾けて当たり前ということは、余裕をもって弾けていることもありますよね。

自宅で100%の力でノーミスで弾けていても、先生の前でのレッスンでその状態が披露できるかは分からないですから、試験や発表会なんてさらにどうなるか分からない。

自宅では120%以上の仕上がりで、試験の時にできるだけ100%に近い演奏ができるように練習しましょう。

できるなら同じ作曲者や編曲者の曲は選ばない

自分が選んで弾いた曲が同じ作曲者になってしまうのはよくあります。その方の使うフレーズなどが自分に弾きやすい形だったりするからですね。

楽譜を買う時に好きなプレイヤーさんの曲集を買うこともありますが、できれば試験に持っていくのはそのうちの1曲だけにしましょう。

作曲者だけでなく編曲者もしっかりチェックして選びましょう。映画音楽とか、ジャズ、アニメなどいろいろなジャンルから選んでいても、よく見ると編曲者が同じ曲を選んでる時もあるので注意です。

この場合も自分と相性のいい楽譜だから自然にそうなる事もありますが、試験の時にはなるべく違う人が編曲した人を選びましょう。

という感じなので、一例としてあげると

  1. 自由曲 プレイヤーさん作曲のもの
  2. 自由曲 アニメの曲(編曲者Aさん)
  3. 自由曲 ロックの曲(編曲者Bさん)

って感じになりますね。

同じような曲想やジャンル、テンポの曲は選ばない

自由曲3曲が全部アニメ曲とか、ジャズの曲ばかりにもしない方がいいですね。
好きなのは分かりますけど、試験ですから。

曲想もそう。全部の曲が暗くて悲しそうなものを選んでるとか、逆に明るくて元気いっぱい!イメージばかりの曲をそろえてるとか、ストリングス主体の曲ばっかりとか。同じ傾向ばかりに偏るのもうーん?って感じ。

テンポもそうですよね。
スローな曲ばかり用意して行ったら、試験官は「この人は早いテンポの曲は弾けないのかな?」と思われてしまうかもしれません。

逆にアップテンポな曲ばかりにすると、「この人はゆったりとした曲は苦手なのかな?」と思う可能性もありますけど。

なので一例をあげると

  1. 自由曲 壮大な感じの映画音楽 ゆったりとしたテンポ
  2. 自由曲 ディズニーのパレード曲 中くらいのテンポ
  3. 自由曲 ダークな感じのロック曲 早いテンポ

のような感じですね。

ちなみに、同じジャンルなどの曲を仮に選んだとしても、それが原因で不合格になることはありませんが、試験官の方も「これが得意なんだな」と厳しめの目と耳で採点しますので、どうしても同じジャンルの曲で攻めたい場合はできれば雰囲気が違うものなどを選んだ方がいいです。

でもね、曲の頭数をそろえるために苦手な曲は選ばなくていいですよ。苦手なのを無理してもっていって失敗しちゃうよりは好きな曲で玉砕した方がまた次回がんばろうって思えますよね。

楽譜通りに弾けているだけでは足りない

たとえノーミスで弾ける曲でも、楽譜通りに弾いているだけではダメです。

グレード6級まではそれでもよかったのですが、グレード5級から上は、
「楽譜に書かれている以上に」弾かなければなりません。

この、楽譜に書かれている以上にというのは、曲の表現力にかかってきます。
強弱、ノリ、情景、弾き方などですね。

たとえば、
楽譜に「p(ピアノ)」と書かれています。そこから数えて9小節目には「mf(メゾフォルテ」と書かれていた場合、その「p」の8小節の中にも実は小さく強弱があったりします。
これはエクスプレッションペダルを使うだけではなくて、タッチトーンなど指先で情感を出すような弾き方が必要です。

「棒弾き」という言葉がありますが、ここからここは「p」、ここからは「mf」で…というだけで盛り上がりもなにもないフレーズを弾いていると、面白みのない演奏と見なされ、減点の対象になります。
緊張するとロボットみたいに弾いちゃうアナタは気をつけましょう。

ノリは「ちょっとオーバーかな?」と思うくらいで弾いた方が伝わることが多いですよ。

腰が重要!リズムにノッて弾くと演奏のレベルも上がるし、カッコよさもアップする。

自由曲と課題曲が完璧に弾けていても合格はできません

グレード5級試験の科目は自由曲と課題曲という楽曲演奏だけでありません。
即興演奏aとb、それと初見演奏があります。

それぞれの科目で配点の50%以上でないと合格できません。

仮に楽曲演奏で満点の40点だったとしても、即興演奏で20点、初見演奏で10点とそれぞれ配点50%ぎりぎりの点数だったら不合格です。合格点は75点以上なので、残り5点分をとれるようにしなくてはいけません。

ここで頑張るのは、苦手な科目です。絶対に最低ラインの点数は取れるように練習です。
そして、ちょっとでも得意な科目は高い得点になるように対策してくださいね。

初見演奏の時のコツ♪弾いている音よりも少し先の音符を見て弾こう

グレード6級までの試験はいわば「受からせるための試験」(絶対落ちないわけではありません)、
グレード5級からの試験は逆に「落とすための試験」です。

その点を忘れないように頭の片隅にでも置いといてください。

がんばってくださいね。

ではまた☆

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