左手はコード(和音)を押さえるだけじゃない。カンタンにできる左手のトレーニング方法

2020年5月26日

タイトル:左手のトレーニング方法
もえだまめさんによる写真ACからの写真にタイトル文字加工

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しろちゃん

左手が和音以外だと指の動きがイマイチなの。
いい練習方法ないかな?

今回はこんなお悩みに答えていきます。

伴奏はコード押さえるだけじゃないから左手のトレーニングは必要

エレクトーンを弾く時には、基本的に左手は伴奏担当になります。

たいていは伴奏=三和音のコードを弾くのですが、曲によってはコードの音をバラバラに弾いたり、ベースラインを左手で弾いたり、時にはメロディーの一部を担当することだってあります。

コードの音を下から順番に弾くのを繰り返すとか、パターンになってることがほとんどではありますが、左手の指がトレーニング不足だとテンポが速い曲の時などに練習時間がかかったりします。

となると、やはり左手のトレーニングというのは避けて通れませんね。
お金をかけずにやる方法と、ちょっとお金かかる方法をご紹介します。

左手のトレーニング方法(お金かけずにできます)

左手で弾く様子
くろねこ0714さんによる写真ACからの写真

まずはお金をかけずに左手をトレーニングする方法から。

この場合はほとんどエレクトーンを弾いて行うトレーニングになります。

どれも即効性はないですが、コツコツと続ければ効果はありますよ。

  • メロディーを左手で弾く
  • 右手と左手と同じフレーズを弾く
  • 左手でメロディー、右手で伴奏を弾く
  • さくっとこんな感じ。

    すぐ始められそうなものばかりです。

    メロディーを左手で弾く

    いきなりすごい曲を弾けるなら、ここは必要ありません。
    ここでは左手だけで行います。

    ゆっくりした曲から速いテンポの曲までいろいろ弾いてみましょう。

    ピアノなどのイニシャルタッチがよく分かる音色に変更して弾くと自分の弱い指の強化トレーニングにもなります。

    自分の姿勢があまり傾きすぎたりしないように気をつけつつ練習しましょう。

    右手と左手と同じフレーズを弾く

    自分の右手が「先生役」にもなる練習方法です。

    この場合はあまり難しすぎない曲をまずは選んで行ってください。

    右手の音と左手の音が聞き分けられるような音色をそれぞれ選びましょう。
    (同じ音でも絶対聞き分けられるなら、同じ音色使ってもOK)

    右手の動きに左手がついていけるレベルの曲から、だんだん難しくするといいですよ。

    テンポもインテンポを目指しましょうね。

    左手でメロディー、右手で伴奏を弾く

    エレクトーンの練習の様子
    kiki15さんによる写真ACからの写真
    左手がメロディー担当、右手が伴奏担当と言ういつもと逆の弾き方です。(ベースは弾かなくてもOK)

    音量と音色の高さ設定をすると、聞いてて違和感ないです。
    (しなくても、雰囲気変わるだけなので気にならないなら設定は必要ありません)
    この練習の場合はどちらの手をどちらの鍵盤担当にするかで説明がすこし違います。

    左手は下鍵盤、右手は上鍵盤の場合:

    上鍵盤より下鍵盤の音量を大きめにしましょう。
    上鍵盤の音色は16フィート設定
    下鍵盤の音色は8フィート設定にして弾くといつもと同じ高さの音になるので違和感も少ないです。

    左手で上鍵盤、右手で下鍵盤の場合:

    レジストレーションの設定変更は必要ありません。
    この場合は伴奏が1オクターブは高くなるので、いつもと違った雰囲気の曲になりますね。座る位置も気持ち右寄りになります。

    右手の位置をいつもの左手の位置にすると、常時腕がクロスしている形になり弾きにくくなるので、短い曲ならいいけれど、長い曲だと疲れちゃうかも。
    姿勢も悪くなっちゃうので、あまりおススメではありません。

    左手のトレーニング方法(ちょっとお金かかります)

    ちょっと出費がある左手のトレーニング方法です。

  • 「エレクトーン・ハノン」を弾く
  • フィンガートレーナーで鍛える
  • 健康ボールを使って手や指をほぐす
  • このくらいですね。
    下二つは楽器以外の物でのトレーニングです。

    昔、指につけるクリップみたいなのを楽器店で見かけたのですが、探しても見つからなかったので現在は生産終了してるのかも。

    「エレクトーン・ハノン」を弾く


    「ハノン」というピアノ練習曲集があります。
    ピアノ学習者の方なら、指の練習には「ハノン」を弾くというのはご存じですね。もしピアノ用の「ハノン」がご自宅にあるならそれを使っても大丈夫。

    でも実はエレクトーン用に作られたハノンの楽譜もあるんです。
    それが「エレクトーン・ハノン」

    エレクトーンプレイヤーの方がエレクトーンのトレーニング用として編曲されたものです。

    初級から中上級が対象になっていますので幅広いレベルに対応してますね。
    中上級というのは演奏グレード6級くらいまでです。
    準備運動的な指の練習として使うのなら、それより上のグレードでもいいと思います。

    フィンガートレーナーで鍛える


    フィンガートレーナーという指の筋トレグッズで指をトレーニングする方法です。

    筋トレですがスピードを意識して使えば、5指の動きが早くなります。
    左手は最初は動かしにくいかもしれませんが、継続して取り組めば動くようになってきます。

    弱い4.5の指も強く弾けるようになってきます。

    任意の速さでクックっと押さえましょう。
    変な力の入れ方とか、使い方などを間違えなければ、指の強化になりますね。

    健康ボールを使って手や指をほぐす


    この健康ボールを左手に持ってころころと動かすことで左手の動きがより滑らかになって、いく物です。マッサージとかストレッチと言った方がいいかもしれませんが、これもトレーニングの一環。

    手の筋肉をほぐしていけば、指の動きも今よりも思ったように早く動くようになるでしょう。

    右手はともかく、左手だとなかなかスムーズにころころできなかったりします。

    筋トレとはまた違う方向からのトレーニンググッズです。

    健康ブームで流行ったことがあるので、もしかしたらお家のどこかにあるかもしれませんね。

    左手の指が滑らかに動けば弾ける曲の幅が広がる

    お金かけないトレーニング方法とお金をかけたトレーニング方法を併用するということもできます。
    どの場合にも共通しますが、テンポは最初遅めからスタートしてインテンポで弾けるのを目指しましょう。

    他にも、お風呂でできるトレーニング方法などもありますが、今回は左手の動きをスムーズにするという方向からのトレーニング方法だけご紹介しました。

    どれにも共通することですが、
    「やりすぎは禁物です」

    腹筋運動でもやり過ぎるとお腹がいたくなったりしますよね。それと一緒。

    指の練習はエレクトーンやピアノなどには不可欠なトレーニングですが、指や腕の筋を傷めたりしないように気をつけてトレーニングを行ってください。

    アナタの演奏がさらに素敵なものになりますように♪

    ではまた☆

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