【図解付き】Ⅰの和音を覚えましょう。レからシまでの音が主音になるコードネーム

タイトル画面

こんにちは。
エレクトーン歴40年超の元講師ころみんです。

今回は前回の続きになります。

Ⅰの和音のコードネームの続きです

前回、Ⅰの和音の基本形の説明と、ド、ド♯が主音のコードネームの説明で終わってしまいましたので、残りのコードネームの説明です。

前回の話を読んでない方はこちらから
(内容忘れちゃった方も、復習のための方もOK)

今回も、楽譜や鍵盤位置の説明画像は
基本形-第1転回形-第2転回形という順番で載せてあります。

レ、レ♭、レ♯の音が主音のⅠの和音

ここからは、レ、レ♭、レ♯の音が主音のコードの説明です。

レが主音のコードネームDとDm、
レ♭が主音のコードネームD♭とD♭m、
レ♯が主音のコードネームD♯とD♯mの順に説明します。

レが主音のコード2つ

まずはレが主音になるDのコードです。

Dの楽譜

このコードが主音になるのはニ長調です。

D、Dmの足鍵盤位置

足鍵盤がレを押さえていれば、基本形でも転回形でもDの和音となります。
Don△とかなっている場合は△の部分で指定されたベースになるので違いますけど。
今回はそのon△系には触れずにいきます。

Dの鍵盤位置

左手の押さえ位置も先に載せた楽譜に連動した形にしています。

次はDmのコードです。

Dmの楽譜

このコードが主音になるのはニ短調です。
足鍵盤は上のDと同じくレを踏めばOKです。

Dmの鍵盤位置

DmとDのコードの違いはファの音が♯になっているかどうかです。
ファの♯ならD、♯していなければDmです。弾いて聴けば一目一耳瞭然←です。

レ♭が主音のコード2つ

ここからはレ♭が主音になる和音です。

D♭の楽譜

このコードが主音になるのは変ニ長調です。

D♭、D♭mの足鍵盤位置

足鍵盤もレ♭です。

D♭の鍵盤位置

次はD♭mのコードです。

D♭mの楽譜

このコードが主音になるのは変ニ短調です。
足鍵盤はD♭のコードと同じです。

D♭mの鍵盤位置

長調の響きと短調の響きを聴き分けましょう。覚え方は響きで覚えるか指の形(押さえる場所もあり)、または全部です。

レ♯が主音のコードネーム2つ

D♯のコードです。

D♯の楽譜

ファの音がダブルシャープ(x)で記載してあります。このコードの時にはファの♯ではなく、もう半音階上のソを弾きましょう。

足鍵盤レの♯

このコードが主音になるのは嬰レ長調です。

D♯鍵盤位置

次はD♯mのコードです。

D♯m楽譜

足鍵盤はD♯と同じレ♯です。

D♯m鍵盤位置

このコードが主音になるのは嬰ニ短調です。
あまり弾かない調かもしれませんが、絶対出ないとも言えませんよね。

ミ、ミ♭が主音のⅠの和音

ミ、ミ♭の音が主音のコードの説明です。
ミが主音のEとEm。
ミ♭が主音のE♭とE♭mを順番に説明していきます。
ミの♯はファですので、コードネームとしてはありません。

ミが主音のコードネーム2つ

まずはEのコードです。

E楽譜

このコードが主音になるのはホ長調です。

ミ足鍵盤位置

特に指定がない時は足鍵盤もミを踏みます。

E鍵盤位置

次はEmのコードです。

Em楽譜

このコードが主音になるのはホ短調です。
Eと同じく、足鍵盤はミを踏みます。

Em鍵盤位置

ミ♭が主音のコードネーム2つ

ここからはミ♭が主音のコードです。
まずはE♭

E♭楽譜

このコードが主音になるのは変ホ長調です。

ミ♭足鍵盤位置

特に指定がなければ、足鍵盤はミ♭を踏みます。

E♭鍵盤位置

続いてE♭mのコードです。

E♭m楽譜

このコードが主音になるのは変ホ短調です。
特に指定がなければ、足鍵盤はE♭と同様にミ♭を踏みます。

E♭m鍵盤位置

ここまで読んでくれた方は気づいたと思いますが、E♭はD♯と長調、短調ともに同じ音です。楽譜上は違いますが、鍵盤上は同じです。このような調はいくつかありますので、よく見てくださいね。

ファ、ファ♯が主音のコードネーム

ここからはファ、ファ♯が主音のコードネームの説明です。
ファが主音のコードFとFm。
ファ♯が主音のコードF♯とF♯mを順番に説明します。
ファの♭はミですのでコードネームとしてはありません。

ファが主音のコード2つ

まずはFのコードです。

F楽譜

このコードが主音になるのはへ長調です。

ファ足鍵盤位置

特に指定がなければ、足鍵盤はファを踏みます。

F鍵盤位置

よく弾くコードですよね。

次はFmのコードです。

Fm楽譜

このコードが主音になるのはへ短調です。
指定がなければFのコードと同時に足鍵盤はファを踏みます。

Fm鍵盤位置

ファ♯が主音のコードネーム2つ

ここからファ♯が主音のコードです。
まずF♯のコード。

F♯楽譜

このコードが主音になるのは嬰へ長調です。

ファ♯足鍵盤位置

特に指定がなければ足鍵盤はファ♯を踏みます。

F♯鍵盤位置

次はF♯mのコードです。

F♯m楽譜

このコードが主音になるのは嬰へ短調です。
足鍵盤も特に指定がなければF♯と同様にファ♯を踏みます。

F♯m鍵盤位置

ソ、ソ♭、ソ♯が主音のコードネーム

ここからはソ、ソ♭、ソ♯が主音のコードネームの説明です。
ソが主音のコードネームGとGm、
ソ♭が主音のコードネームG♭とG♭m、
ソ♯が主音のコードネームG♯とG♯mを順番に説召します。

ソが主音のコードネーム2つ

まずはGのコードです。

G楽譜

このコードが主音になるのはト長調です。

ソ足鍵盤位置

特に指定がなければ足鍵盤はソを踏みます。

G鍵盤位置

次はGmのコードです。

Gm楽譜

このコードが主音になるのはト短調です。
指定がなければGのコードと同様に足鍵盤はソを踏みます。

Gm鍵盤位置

ソ♭が主音のコードネーム2つ

G♭のコードです。

G♭楽譜

このコードが主音になるのは変ト長調です。

ソ♭足鍵盤位置

特に指定がなければ、足鍵盤はソ♭を踏みます。

G♭鍵盤位置

ちなみにあの有名な「ネコふんじゃった」の原曲はこの変ト長調で書かれています。

次はG♭mのコードです。

G♭m楽譜

このコードが主音になるのは変ト短調です。
指定がなければG♭と同様に足鍵盤はソ♭を踏みます。

G♭m鍵盤位置

ソ♯が主音のコードネーム2つ

G♯のコードです。

G♯楽譜

このコードが主音になるのは嬰ト長調です。

ソ♯足鍵盤位置

指定が特になければ足鍵盤はソ♯を踏みます。

G♯鍵盤位置

次はG♯mのコードです。

G♯m楽譜

このコードが主音になるのは嬰ト短調です。
特に指定がなければ、足鍵盤はG♯と同様にソ♯を踏みます。

見出しの文章

ラ、ラ♭、ラ♯が主音のコードネーム

ここからはラ、ラ♭、ラ♯が主音のコードネームを説明します。
ラが主音のコードネームAとAm、
ラ♭主音のコードネームA♭とA♭m、
ラ♯が主音のコードネームA♯とA♯mの順で説明します。

ラが主音のコードネーム2つ

Aのコードです。

A楽譜

このコードが主音になるのはイ長調です。

ラ足鍵盤位置

足鍵盤は特に指定が無ければラを踏みます。

A鍵盤位置

続いてAmのコードです。

Am楽譜

このコードが主音になるのはイ短調です。
指定なければ、Aのコードと同様に足鍵盤はラを踏みます。

Am鍵盤位置

ラ♭が主音のコードネーム2つ

A♭のコードです。

A♭楽譜

このコードが主音になるのは変イ長調です。

ラ♭足鍵盤位置

指定ないときは足鍵盤はラ♭を踏みます。

A♭鍵盤位置

次はA♭mのコードです。

A♭m楽譜

このコードが主音になるのは変イ短調です。
特に指定がない時は足鍵盤はA♭と同様にラ♭を踏みます。

A♭m鍵盤位置

ラ♯が主音のコードネーム2つ

A♯のコードです。

A♯楽譜

このコードが主音になるのは嬰イ長調です。

ラ♯足鍵盤位置

特に指定がない時は足鍵盤はラ♯を踏みます。

A♯鍵盤位置

続いてA♯mのコードです。

A♯m楽譜

このコードが主音になるのは嬰イ短調です。
指定が特にないのなら足鍵盤はA♯と同様にラ♯を踏みます。

A♯m鍵盤位置

シ、シ♭が主音のコードネーム

ここからはシ、シ♭が主音のコードネームの説明です。
シが主音のコードネームBとBm、
シ♭が主音のコードネームB♭とB♭mの順で説明します。
シ♯はドにあたるので、コードネームとしてはありません。

シが主音のコードネーム2つ

Bのコードです。

B楽譜

このコードが主音になるのはロ長調です。

シ足鍵盤位置

特に指定がない時は足鍵盤はシを踏みます。

B鍵盤位置

次はBmのコードです。

Bm楽譜

このコードが主音になるのはロ短調です。
指定が特にないのなら足鍵盤はBと同様にシを踏みます。

Bm鍵盤位置

シ♭が主音のコードネーム2つ

B♭のコードです。

B♭楽譜

このコードが主音になるのは変ロ長調です。

シ♭足鍵盤位置

特に指定が特にないのなら足鍵盤はシ♭を踏みます。

B♭鍵盤位置

最後にB♭mのコードです。

B♭m楽譜

このコードが主音になるのは変ロ短調です。
指定が特にないのなら足鍵盤はB♭と同様にシ♭を踏みます。

B♭m鍵盤位置

Ⅰの和音は覚えていて損はありません

テキストなどの練習曲などでも全部の調の曲を弾くことはそうないかもしれませんが、Ⅰの和音を覚えておいても損することはありません。

基本形で覚えておいて、弾く時に転回形を使うもよし、
音の響きで何となく覚えておくもよし、
手の位置で体に覚え込ませていくのもよしです。

コードネームは知っておけばメロデイーとコードネームだけの1段譜でも弾けますから、アナタのエレクトーンライフにさらなる広がりがあるでしょう。

ただし、1度に覚える必要はありませんので少しずつだんだんと覚えていきましょうね。

ではまた☆

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