【これで解決】音符の長さを覚えるのはそんなに難しくない【初心者~中級者向け】

2020年8月12日

音符の長さタイトル

↓私もこれで勉強しました。おススメです↓

こんにちは。
エレクトーン歴40年の元講師、ころみんです。

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しろちゃん

ドレミは読めるようにはなったけど、音符の長さがまだよく分かんない…

なんて悩みを抱えてるのはしろちゃんだけじゃないですね。

まだ音符の長さを覚えきっていない時にいろんな楽譜を見ると、知らない音符もあったりしてすごく難しいものに見えてきます。

私自身も、まだ弾いたことのない曲の譜面を初めてみた時はそうなることもよくありました。

でも、音符の長さはそんなに難しく考えなくても読めるようになりますから心配しなくても大丈夫ですよ。

譜面を見れば音符の長さは分かる

実は楽譜を見れば音符の長さはある程度分かるように書かれているんですよ。

例えば下の譜面↓
見出しの文章
これは最初の音符と次の音符の間にちょっと空間がありますよね。

ここがポイント。

何となくここは伸ばすところなんだーって分かりますよね。

同じくこちらの譜面
見出しの文章
最初の音符と次の音符の間がだいぶ空いていますよね。

このように長く伸ばす音符は次に続く音符との間が空いていて、見た時に分かるように作られているんですよ。

逆に短く弾く音はなるべく近くにくっつけていますよね。
もっと短く弾く音はさらに音符と音符の間が縮まっていたりします。

そんなに音符の読み方は難しくないような気がしてきませんか?

音符の長さは音符そのものを見てもわかりやすい

全体を見ると「なんじゃこりゃ」って思っても、音符をひとつひとつ見れば音符の長さは分かるんです。

最初はひとつひとつ、次に1小節ごとで。そうやって楽譜を眺めていればだんだん音符の長さにも慣れていきます。

音符の長さは白丸の方が長く伸ばす音で、黒丸はそれに比べて短いですね。

ま、そこに棒とか点とか旗とか入ってくるので、ごっちゃになっちゃうかもしれませんが、あずは落ち着いて一つ一つの音符の長さを見ましょう。

点のついたものを省いて音符を並べてみるとこんな感じになります。
見出しの文章

隣り合った音符同士は右側の音符は左側にある音符の半分の長さになります。

いちばん左の全音符は基本4拍。
右隣の二分音符は2拍。
さらに右隣の四分音符は1拍。
そのまた右隣の八分音符は半拍(0.5拍)
またまた右隣の十六分音符は四分の1拍(0.25拍)
その右隣の三十二分音符は八分の1拍(0.125拍)
いちばん右端の六十四分音符は十六分の1拍(0.0625拍)

短く弾く音符だと、これ読んだだけだともうどのくらいの長さなのか分かんなくなりますね。

これの音符の右隣に点が一つ付いたり、二つ付いたりするとさらに伸ばす拍数が変わりますので、さらにワケ分からなくなりそうですが、その辺は感覚です。

初めて音楽を学ぶときには、半拍以上の音符をある程度知ってから十六分音符以下の短く弾く音符を覚えていくようなパターンが多いです。

なぜかというと、大まかな長さの音符でリズムを知っていると、細かい音符はそれの応用でできるようになるからです。

一度にマスターしようとすると難しいですが、順を追って学んでいけば難しいものではありません。

安心して勉強していきましょう。

点が付かない音符の長さ

まずは右側に点が付かない音符の説明をしますが、ここでは拍数の基準に四分音符(1拍)で説明しています。

四分音符は一番よく見る音符と思いますので四分音符は読めないことのないようにしましょうね。

音符説明
全音符全音符です。
基本的には4拍伸ばす(四分音符4つ分)音符なんですが、
実はもう一つ意味があります。
それは、その拍子の長さ分伸ばすということです。
五拍子や七拍子などの変拍子でも、1小節のなかにこの全音符が一つぽつんと書かれている時には拍子記号で書かれている5拍分や7拍分伸ばしてください。
二分音符二分音符です。
これは2拍伸ばす音符です。
四分音符ふたつ分ですね。
四分音符四分音符です。
拍数の基本になることが多い音符ですね。
長さは1拍です。
八分音符八分音符です。
四分音符の半分の長さですので、半拍と表現します。
数字で言うと0.5拍の長さですが、半拍という方が標準ですね。
十六分音符十六分音符です。
四分音符の4分の1拍(0.25拍)ですね。
この音符が多いとなかなか大変な曲だったりします。

音符の長さが1.5倍になる付点音符

ここからは付点音符について説明します。

付点音符は音符の右側に1こ点がついている音符ですね。

この点が付いている音符はもともとの音符の長さの1.5倍の長さに変わるというものです。
1.5倍ということは、その音符の半分の長さ分がプラスされるということですよ。

音符の上とか下に付いている点は付点音符の点ではありませんので注意してくださいね。

音符説明
付点二分音符付点二分音符です。
もともと二分音符は2拍伸ばす音符なので、付点音符になった場合はその半分の長さである1拍をプラスして3拍伸ばす音符になります。
四分音符だと3つ書いてタイでつなげる書き方になります。
付点四分音符付点四分音符です。
四分音符は1拍の長さですので、その半分である半拍をプラスした長さになります。
つまり1拍半ですね。
四分音符と八分音符をタイでつなげたものと同じ長さです。
付点八分音符付点八分音符です。
半拍の長さの八分音符にその半分の十六分音符分の長さがプラスされた長さを伸ばします。
八分音符と十六分音符をタイで繋げたものと長さは同じですね。
付点十六分音符付点十六分音符です。
十六分音符は4分の1拍。その半分の長さである三十二分音符分の長さがプラスされた長さを伸ばす音符になります。
十六分音符ひとつと三十二分音符ひとつをタイで繋げた長さと同じです。

音符の長さがちょっと特殊。複付点音符

ここからは、エレクトーンの楽譜にはあまり載ってはいないけど、全くないとも言い切れないちょっと特殊な音符、複付点音符に付いての説明です。

複付点音符はその名前の通り、付点が複数付いている音符です。

これも音符の右側に付くので、複付点音符だと音符の右側に点がふたつ付いたものになります。

複付点音符の長さは付点音符よりややこしくて、付点が一つだとその音符の半分の長さがプラスされるのですが、複付点でつく二つめの点は前の付点のさらに半分の長さがプラスされるのです。

まあめったに見ない音符だとは思いますが、こんな音符もあるんだー程度で見てくれると嬉しいです。

音符説明
複付点二分音符複付点二分音符です。
付点二分音符だと3拍でしたが、複付点の場合付点で付いた長さのさらに半分がプラスされますので、八分音符分の長さがプラスになり3拍半伸ばす音符になります。
四分音符3つと八分音符ひとつをタイでつなげた長さと同じです。
複付点四分音符複付点四分音符です。
四分音符にその半分の八分音符、さらにその半分の十六分音符をプラスした長さ分伸ばします。
四分音符ひとつと八分音符ひとつと十六分音符をタイでつなげた長さと同じだけのばす音です。
複付点八分音符複付点八分音符です。
ここら辺は弾いた感覚で覚えた方が分かりやすいと思います。
八分音符と十六分音符と三十二分音符をタイでつなげた長さ分のばします。
複付点十六分音符複付点十六分音符です。
これも前の複付点八分音符と同じで弾いた感覚で覚えた方が分かると思います。
十六分音符にその半分の三十二分音符、さらにその半分の六十四分音符をタイでつなげた長さをのばします。

付点音符までの音符の長さは覚えよう

複付点音符は出ることも少ない音符ですので、きっちり覚える必要は少ないですが、付点音符まではしっかり覚えられるようにしましょう。

付点音符のときは付点が付いていない状態の音符の、半分の長さがプラスされた長さ分伸ばすものになります。

そこまではしっかり覚えていろいろな曲を練習していってくださいね。

音符の長さを覚えると譜読みはほぼできます。

がんばって練習しましょうね。

ではまた☆

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