【スタッカート】弾き分けできてる?楽譜でよく見るスタッカートが使われてる記号と弾き方
こんにちは。
エレクトーン歴40年超の元講師ころみんです。
スタッカートのついた音符にはいくつかパターンがあります。
そして、それぞれの弾き方もちょっと違います。
アナタはそれぞれ弾き分けできてますか?
今回知ることができること
今回これを最後まで読むと知ることができることは、
順番に説明していきますね。
スタッカートの弾き方
スタッカートは短く切って弾きます。
短くと言っても、その音を強く弾かないように注意しないといけません。
短く、切るだけでなく、「軽く」弾きましょう。
短く、軽く、切る。
コツとしては自分の手や指がピンポン玉のように弾む感じをイメージした動きで弾くのが最適です。
タッチを軽く。
勢いよく鍵盤を叩いてしまうとスタッカートではなく、アクセントになってしまいますので、打鍵の際の力加減に気をつけましょう。
軽く、でも弱々しい音にならないように弾きます。
エレクトーンの場合はそんなに弱々しい音にはならないとは思いますが、イニシャルタッチをオンにしている音色を選択していると思ったよりも音が出ないなんてこともありますので、音色によっては気をつけて弾きましょう。
手首がかくかく上下に動きすぎたりしないように注意して、腕全体で弾むように弾きましょう。
楽譜によく出てくるスタッカートが付いた記号のタイプと弾き方
楽譜にはスタッカートだけでなく、テヌートやスラーと組み合わせた記号が音符に書かれているものがよく見られます。
テヌートと組み合わせたスタッカートややスラーと組み合わせたスタッカートも1音1音切って弾くのは基本ですが、スタッカートのみ書かれている場合とは弾いた時の長さが変わります。
しっかり弾き分けできるように自分の耳で聞きながら、イメージした音で弾けるように練習していきましょう。
「こういう音で弾く」とイメージするのは大切です。
テヌートと組み合わせたスタッカートの弾き方
スタッカートとテヌートが一緒になっているこの記号をメゾスタッカートと呼ぶのですが、この記号が付いている音符の弾き方は、音を少し長めに保持しながらそれぞれを切り離して弾きます。
テヌートは、その音符の長さギリギリまで伸ばす記号ですが、そこにスタッカートがついた場合はギリギリまで伸ばすとそれぞれの音が切り離されて聞こえません。
ですのでテヌートよりも短め、スタッカートよりも長めに弾くようにしてくださいね。
スラーと組み合わせたスタッカートの弾き方
スタッカートとスラーが組み合わさったパターンは2種類あります。
スラーでつながった先の音にスタッカートが書かれている時の弾き方
スラーで弾く音は長め、スタッカートの方は短く、軽く、切ってという通常のスタッカートの弾き方です。
ヒューっトンという擬音がぴったりだと思います。
ボールを空中に山なりに投げて、そのボールが地面に着地する情景を想像してみてください。テンポの違いはあってもイメージは同様です。
イメージが浮かびにくい場合は、試しにいらない紙をくしゃくしゃっと丸めて放ってみましょう。その動きをイメージしながら弾いてみてください。
あ、いま床に放ったものはちゃんとゴミ箱へ捨ててくださいね(笑)
スタッカートがついた複数の音符がスラーで一かたまりになっている時の弾き方
実はこの形で書かれているものもメゾスタッカートなんです。書き方が違うだけで弾き方は似ています。ただし、長さはテヌートで書かれた方が少し長めのイメージですね。
テヌートと組み合わされたメゾスタッカートより少し短めを意識しながら弾いてください。
スタッカートより長く、テヌートと組み合わせたメゾスタッカートよりは短い・・・難しく考えずぎず、感覚で弾けば大丈夫ですよ。
弾き分けられるまで練習しましょう
ここまでに説明した、
これらを弾き分けられますか?
もしまだちゃんと弾き分けできてないなと自分で思ったら、できるまで練習しましょう。
自分が納得できるところまで練習することが大切です。
できてる!と今回安心できたアナタは、そのレベルを維持するか、さらに向上させられるように練習しましょう。
アナタの努力はアナタを裏切りません。
とは言え、根をつめて練習しすぎるのもよくありませんので、適度に休憩を入れたり、段階をふみながら少しづつ練習しましょう。
今回説明した記号以外にもスタッカートに関連するものはありますが、エレクトーンの楽曲によく出てくるものに限定しましたので、「この記号をころみん知らないんだ!」なんてツッコミはしないでくださいね。
アナタのエレクトーン演奏がさらに良くなっていくように私も応援しています。
がんばって練習しましょうね。
ではまた☆
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