初めてさんでも大丈夫なカンタン作曲方法。カデンツに当てはめれば楽に作れます。

カンタン作曲タイトル

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しろちゃん

曲作りって興味あるけど作ったことないから、カンタンに作れる方法が知りたいなー

今日はこんなお悩みに答えていきます。
作曲が気楽にできれば、グレード試験のモチーフ即興bだって余裕でいけますよね。

カンタンな曲の構成を作る

ほとんどの場合、曲は4小節か8小節単位で構成されています。
効果音みたいな感じのものなら1小節や2小節でも作れるけれども、ここはまず4小節か8小節で作れるように考えましょう。

調は分かりやすいところでハ長調かイ短調。拍子は3拍子か4拍子がいいですね。多分4拍子の方が作りやすいと思います。

ここでのポイントは

  • 長さは4小節か8小節
  • ハ長調かイ短調にする
  • 最初は4拍子で作るのがおススメ
  • です。

    ハ長調かイ短調と書いたけど、「どーしても最初の曲は別の調で作りたい」という思い入れがあるなら、その調で作っても別に構いません。
    その場合は、この後の説明をその調に全部置き換えれば大丈夫です。

    今回はカンタンに作曲できる方法として和音から作る方法を書きましたが、メロディーから作る方法ももちろんあります。
    ただ、メロディーから作ると合わせる和音で苦労する場合もあるので、今回はカデンツの和音を使って作る方法でいきます。

    まずはカデンツを書き込む

    さあ、まずは五線紙に4小節か8小節の空間を作りましょう。
    もちろん、エレクトーン曲だから3段譜。
    2段譜でも作れますが今回はカンタンに作る方法なので3段譜です。

    三段譜8小節分
    こんな感じです。
    今回私は普通の五線紙を使っていますが、五線紙の小節線書いていくのって意外と面倒ですよね。

    実はこんな便利な五線紙もあります。


    これはエレクトーン用五線紙で、すでに三段譜が作られています。これから作曲やアレンジで譜面を作成することが多くなりそうなら、音符などを書き込んでいくだけで作れるこの五線紙はとても便利ですよ。

    空間ができたら、まずはそこにカデンツの和音を書いていきます。

    カデンツの形と言えば
    Ⅰ-Ⅳ-Ⅴ7-Ⅰか
    Ⅰ-Ⅳ-Ⅰ-Ⅴ7-Ⅰですが、
    ここではⅠ-Ⅳ-Ⅴ7-Ⅰの形で説明していきます。

    ハ長調なら、C-F-G7-Cの和音。
    イ短調なら、Am-Dm-E7-Amですね。
    伴奏形はあとで考えるとして、まずは全音符で書いておきましょう。

    4小節で作る場合は、カデンツの和音を1小節ずつに入れればOK。
    8小節で作る場合は、最初の4小節はⅠ-Ⅳ-Ⅰ-Ⅴ7でもいいですし、Ⅰ-Ⅰ-Ⅴ7ーⅠでもOK。自由度があります。
    ただし、5小節めからはカデンツのⅠ-Ⅳ-Ⅴ7-Ⅰでいってくださいね。

    注意としては、和音の進行がⅣ-Ⅴ7と続くのはOKですがⅤ7-Ⅳという和音進行は原則としてダメです。

    むろん例外もありますが、ここでは基本的な方をとってください。

    これは音楽のルールです。

    和音書き込んだ三段譜

    まずはここまで書いたら弾いてみましょう。
    その響きに合うメロディーを次に考えるわけです。

    メロデイーの最初の音はⅠの和音の構成音で

    メロディーをどう考えていくかになりますけど、基本的にはⅠの和音の構成音が出だしの音で作ります。
    ハ長調なら、ド、ミ、ソのどれか
    イ短調なら、ラ、ド、ミのどれかです。

    今後別の調で作曲するにしても、その調のⅠの和音の構成音から始めれば大丈夫。
    ちょっと変わった形はまず基本を知ってから作りましょう。

    基本知らずして応用できず、ですよね。

    出だしの音を決めたら、そこから鼻唄でいいからメロディーを作っていきましょう。

    和音を弾きながら、ふ~んふんふん♪と歌ってみれば何となくできそうですよね。

    メロディーの最後は根音で終わること

    ある程度メロディーの形が定まってきたら、それを楽譜に書いていきます。

    最後はその調の根音、つまりⅠの和音のベースの音で終わりましょう。
    ハ長調なら、ド
    イ短調なら、ラ
    で終わります。

    最後の小節の4拍めは休符にするか、伸ばして終わるかはお好みです。
    曲のイメージでどっちがいいか考えましょう。
    いろいろ作ってみると、自分のバリエーションも増えます。

    メロディーができあがったら、それに合う伴奏形を考える

    メロディーが最後までできあがったら、伴奏の形はどういう感じにするか考えましょう。

    左手を全音符のままにしてベースだけ刻んだり、8ビートで弾いたりとか伴奏の形はいろいろあります。

    自分が今まで弾いてきた曲の中で、気に入った伴奏形にするもよし、
    弾きやすいからっていう理由で決めても良し。

    正解不正解は全部合わせて弾いた時に分かります。
    なんだかちぐはぐな感じがしたら不正解。
    無難だなとか、うんこれなら良し、と感じられたら正解です。

    余裕があったら音色も考えてみよう

    エレクトーンには多彩な音色があります。
    たとえ練習で作った曲でも、余裕があったら音色も考えてみましょう。

    かわいらしいメロデイーならフルートとか、
    元気な感じにまとめたいならブラス系などと、自分で感じたイメージでいいので音色決めましょう。

    伴奏形のところと同じ話に行きつくのですが、
    ちぐはぐに感じたら不正解ですね。

    作曲の上での注意点

    今回はオリジナル曲を作るっていう想定の話なので、ここは気をつけなきゃいけないってポイントがあります。

    それは、
    誰かの作った曲と同じ曲にしないこと。
    それはどちらかがマネしてる?って思われちゃうことです。

    音階は決まった数しかないので、どうしてもフレーズが似たようなものになってしまうことはありますが、全く同じメロデイーで最後まで作ってしまうのは厳禁です。

    それは自分のオリジナルではなく、誰かのコピーになってしまうからです。

    当然、それを「自作です」と発表してもパクリ、コピー、盗作という扱いに最後はなってしまうので、気をつけましょう。

    誰かの(知人の自作曲でも有名アーティストの曲でも)曲を聴いて、それにインスピレーションを感じて作ることはあります。
    出だしがちょっと似たりとか、このフレーズは〇〇さんの曲に似てるよねくらいならよくあることです。

    今回は短い曲のつくり方なので、そこまで?と思われるかもしれませんが、今後自分が作曲する曲でイヤな思いをしたくはないですよね。

    自分で楽しむだけなら大丈夫ですが、著作権法に引っ掛かる内容にならないように気をつけてくださいね。

    YouTubeに載せたいなーなんて野望を抱いてるならなおさらです(笑)

    ではまた☆

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