ブラス系音色の弾き方で大事なのはタッチとフレーズの切れ目を意識することです。
こんにちは。エレクトーン歴40年超の元講師ころみんです。
ブラス系サウンドの曲は、派手めでカッコいいですよね。
元気がいい感じも好きです。
私も好きー!お気に入りはトランペットだね
私も好きだな。ストリングスとは対照的な感じがするし
今回はブラス系音色の弾き方について解説します。
ブラス系音色を弾く場合に意識するポイント
結論から言いますと、ブラス系音色を弾く時に意識するポイントは3つあります。
順番に説明していきますね。
ブラス系音色は基本的にはノンレガート
ブラス系音色の弾き方は基本的にはノンレガートです。
ノンレガートとは、レガートに弾かないってことですね。
レガートに弾かないっていうのはどういうことかというと、
1音1音を区切って弾くということです。
指の動かし方ももちろんありますが、エレクトーンについている機能も活用しましょう。
イニシャルタッチやアフタータッチなどです。
ブラス系音色って、吹いて音を出す楽器ですよね。
自分でも口ずさんでみると分かると思いますが、
ぷぷぷぷーとか、パパパパパーとかそんな感じで音を出してますね。
それを自分で弾いて表現してみるんです。
パ、とかプって弾き方だとイニシャルタッチを効かせて弾きます。
逆にアフタータッチは、伸ばす音の時にクレッシェンドが付いていたら押し込んで弾きますね。
自分で弾いて、パパパパー♪って弾けてる!完璧ね♪なんて思うかもしれませんが、
ブラス音色の弾き方はノンレガートだけではないのです・・・。
レガートに弾く場合もある
実は、ブラス系音色はレガート奏をする時もあります。
そう。ノンレガートだけではないんです。
ノンレガートで弾く時は、1音1音区切って弾くのでイニシャルタッチが大活躍ですが、
レガートに弾く場合、フレーズの最初の音以外はイニシャルタッチを効かさないようにソフトに鍵盤に触れるように弾きましょう。
フレーズの頭は息を出し始めたところなので、タッチがあってもOK
そこから続くフレーズのかたまりはふわっと指を乗せる感じです。
口ずさむなら、パゥー(フレーズの先頭)トゥートゥートゥーという感じですね。
自分で吹いてるつもりで自分の出した音を聴きながら弾きましょう。
自分でふいてるつもり、ここがいちばん大事ですね。
フレーズの切れ目に注意
ブラス系だけではありませんが、フレーズの切れ目は意識して弾きましょう。
フレーズの切れ目というのは、これです。
何にも考えないで弾くと、ついつい切らずに弾いちゃいます。
私も良くやってしまって先生に注意されてました。
でもね。
想像してみてください。
長ーい間、息継ぎなしでブラスやトロンボーン、フルートなどを吹いているとどうなるでしょうか。
奏者の人、酸欠で倒れちゃいますよ(笑)
実際自分が息継ぎしてる吹いてるのを意識していないと、フレーズの切れ目は気づかずに弾きがちですね。
これはノンレガートもレガートも共通して意識するところですので、忘れないようにしてくださいね。
演奏の研究には生音を聴くのが1番
自分ではブラス系の楽器経験がないから、イマイチ音に納得がいかないなぁとか、
楽器経験はとりあえずあるけど、昔過ぎてこんな音だったっけ?なんて思うこともあると思います。
そんな時は演奏法の研究です。
生の音に触れるのが1番なので、コンサートなどがあればそれを聴きに行ったり、
練習を見学させてもらったり(ちゃんと許可はもらってくださいね)。
生音が聴けない時は、テレビ、CD、ネットなどで演奏を聴きましょう。
自分が練習してる曲を演奏してれば1番入り込みやすいですが、なかった場合でも似た雰囲気の曲を聴けば大丈夫。
もしかしたら、自分は知らなかった素敵な演奏家を発見できるかもしれません。
動画サイトなどでブラス系音色をカッコよく弾いてるエレクトーン演奏を視聴するのもいいですが、できれば実際のブラスバンドなどの演奏を視聴するのをおススメします。
その方がよりリアルな感じに弾けそうですよね。
そうして演奏研究した音を弾く時は、
これらを意識して弾きましょう。
がんばってください。
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