絶対音感と相対音感・・・大人になってから鍛えられるのは相対音感です


しろちゃん

あーあ。絶対音感があればよかったのになーーー

なんて大きくなってから思う人、割といるみたいですね。

でも、絶対音感が身に付いてなくても、相対音感は大人になってからでも身に付けることができるんですよ。

今回は絶対音感と相対音感のお話です。

絶対音感、相対音感はエレクトーンの練習に必要なのか?

エレクトーンのレッスンである程度音感というのは鍛えられます。
それはたくさんの音楽に触れているから。

絶対音感を生まれつき持っていても音楽にたくさん触れていないと絶対音感も役にたちません。

ところでエレクトーンの練習に絶対音感や相対音感は必要なのか?って思いますよね。

結論からいえば、音楽を専門的に学べる学校への進学を考えている場合や指導者や演奏家を目指しているなら絶対音感や相対音感が確実に必要になります。
絶対音感でなければいけない、なんてことはありません。

グレード試験を受ける場合にもこの絶対音感や相対音感という「音感」がないとできないことがあります。
聴奏や聴音なんて音感がないと何のことやら?って感じになってしまいますよね。

グレード試験も受けない、趣味としてのんびりやっていくなら
鍛えていない耳でもなんとかなります。

でもね、レッスン曲などの曲の仕上がりの速度も違ってくるから小学生から始めたとか、もっと年上になってから音楽を始めた人は相対音感をしっかり身に付けた方がいいんですよ。

身に付ける方法はカンタン。
「多くの音楽に触れること」です。
多くの音楽を聴いて、耳を鍛えていくんです。
カラオケなどで歌がうまくなりたいなら、「自分で歌う」ことも必要になります。

耳が鍛えられていないと自分の歌っている声と流れている伴奏の調が合わないという現象も起きがちなんです。

楽器の演奏が上手な人は歌もうまいって話もあるから、それだけ音をよく聴いている(耳を鍛えている)ってことかもしれませんね。

絶対音感を身に付けられるのは幼少期まで

絶対音感とはなんなのか。
それは知ってると思うのですが「なんかすごい能力」って思ってませんか。
人によっては耳に入ってくる音が全部ドレミで聞こえるとかありますけどそこまでいかない絶対音感もあったりします。

絶対音感と言っても強弱があるんですね。

昔は絶対音感は生まれつきのものだと言われてきましたが、最近はそうでもないってことが言われています。

遺伝であるという説もありましたが、遺伝でもありません。

絶対音感は幼少期(耳の発達過程)で身に付くものだと今では言われています。
ころみん自身もそれで身に付いたんじゃないかなと感じています。

しかし、その幼少期に耳をトレーニングしていなかった場合や耳がある程度発達した年代、大人になってからだと絶対音感は身につけることはできません。

持ってると便利だけどたまに煩わしいこともありますし、
世間で思われてるほど「絶対」でもない。
それが絶対音感なんです。

小学生以上なら相対音感を身に付けられる

絶対音感に対して相対音感というものがあります。

音楽家やミュージシャンがみんな絶対音感を持っているわけでもなくて、この相対音感を持っている人の方が世界的にも多いんですよ。

相対音感というものは、音楽を美しいと感じるためにほとんどの人間が本質的に持っているものです。
ただし「美しい」と感じるだけでは音楽をするためには足りませんよね。

耳の発達が著しい小さな子供時代(小学校入学前くらいまでの年代)に絶対音感が身に付いていない場合はこの相対音感をトレーニングしてあげればいいんです。
ただし一般の学校の音楽の授業だけでは音感は鍛えられません。

相対音感も能力的に強弱があるんですね。
だからこそしっかりと耳を鍛えていかないといけません。

相対音感を鍛えるためにもたくさんの音楽を聴きましょう。
好きなミュージシャンの曲などはしょっちゅう聴くと思いますが、違うジャンルの曲も聴かないとトレーニングにはなりません。

苦手だなーと思うものもたまには聴いてみましょう。
さまざまな音の高さに慣れないと耳が鍛えられません。
苦手なジャンルだと思っていても、聴きやすい曲があると思います。

ただ、聴いてて気分が悪くなるものは保留にしときましょう(笑)
たまにあるんです。
相性が良くないジャンルとか、楽器の音というものがね。

絶対と相対・・・どっちが良いというものでもない

流れているメロディーをすぐにドレミで再現できてしまうのは絶対音感を持っている人がほとんどです。

耳コピしたいのなら確かに絶対音感の方が有利ですけど、相対音感をトレーニングしていれば耳コピはできるようになります。
開始音が分かればそこからスタートできますので。

大人になってから音楽を始めたって場合は、過去にいろいろな音楽を聴いていれば相対音感は身に付いてると思います。

耳の訓練ですから、いろいろなジャンルの音楽を聴いてたくさんの音楽に触れてください。

遊び弾きでかまわないので、いろいろ聴いたメロディーを真似して弾いてみましょう。
伴奏とか考えなくて大丈夫。
注意点は聴いたメロディーと弾いたメロディーが同じ高さの音か、ちゃんと自分の耳で判断することです。

リズム感だって必要

絶対音感や相対音感で音感が身に付いていても、リズム感がないとい音符の長さがおかしかったり、テンポが狂いまくったり、ノリの悪い演奏になってしまったりします。

リズム感もしっかり身に付けましょう。

リズム感をトレーニングするのはもやはり多くの音楽に触れることが一番です。

エレクトーンの曲だけじゃなくて、他の楽器で演奏された曲だったり、リズムパートが非常に目立つ曲だったり逆にあまり目立たない曲だったりいろいろな曲を聴きましょう。

音感もリズム感もたくさんの音楽に触れていけば鍛えられていきますから、アナタのエレクトーンライフを充実させるためにもしっかり聴いてください。
あれですよ、「全集中の呼吸」ってやつです。

聞き流すのもいいけど、たまにはしっかりと聴こえてくる音に集中してくださいね。
集中して聴くことで耳が鍛えられていきますよ。

ではまた☆

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