【エレクトーンという楽器】エレクトーンはひとりでもオーケストラやバンドができるマルチ楽器です
今さらですが、エレクトーンという楽器についての話です。
エレクトーンってアンサンブル演奏もできますけど、基本はソロでもいける楽器ですよね。
同じ鍵盤楽器のピアノと違って音色も多彩なので、一人オーケストラだってできてしまいます。
電子楽器なのでどうしても生音とは違う部分もありますけど、面白い楽器だと思っています。
そう思いません?
【エレクトーンという楽器】まずは各機能の役割について簡単な説明
エレクトーンにはたくさんの音色を鳴らすところとして、
がありますね。
そして、演奏を補助するものとして
などがあります。
名前聞くとなんか専門用語みたいなのもありますけど、だんだん使っていれば覚えられますよ。
上鍵盤
アッパーキーボード(Upper Keyboard)ともいいます。
エレクトーンの2段ある鍵盤の上側にあるものですね。
基本的に右手で弾き、メロデイーを担当します。
たまに左手で弾くこともありますが、ほとんど右手で弾きます。
上級用の曲でも右手だけなら何とか弾けるというものは多いですよ。
下鍵盤
ロワーキーボード(Lower Keyboard)ともいいます。
エレクトーンの2段鍵盤の下側にあるものです。
基本的には左手で弾き、伴奏の和音部分やアルペジオなどを担当します。
上級曲だと左手は結構難しいので「右手だけならなんとか」なレベルだと左手は厳しいことが多くなります。
場合よっては右手で弾くこともあります。
ペダル鍵盤(足鍵盤)
エレクトーンの足元にある鍵盤です。
昔の古いエレクトーンだと1オクターブ分しかありませんでしたが、現在はドからの1オクターブ分+さらにソまであります。
上位機種だとフルスケール(2オクターブ分)あり、ペダル鍵盤の長さも長くなり、見た目もさらにカッコよくなります。
基本的には左足で踏み、伴奏のベース部分を担当します
音域によっては右足も使います。基本的には同時に2音以上の音を踏んだ場合は、踏んだ中で一番高い音だけ鳴ります。
昔のエレクトーンでは単音しか出せなかったのですが、今の機種は2音踏んで2音とも出る重音モードもあります。
便利になりましたよね。
リズムボックスなどの演奏補助のもの
ここからは演奏時の補助的役割のものです。
どの機能も基本的によく使いますよ。
リズムボックス
バンドのポジションでいうとドラムス。
クラシックならパーカッションの担当ですね。
自分の演奏ではないけれど、曲の土台部分でもありますので鳴らすリズムも大事です。
プリセットされたリズムやフィルインを組み合わせたり、自分でリズムを組んで使用します。
曲集対応のリズムもほとんどユーザー(その曲に合わせて作られたリズム)リズムですね。
エクスプレッションペダル・セカンドエクスプレッションペダル
基本的に右足で使うエクスプレッションペダルは曲全体の強弱を出すときに使うことが多いですが、そのペダルの両脇についているフットスイッチも重要なものですね。
自動でレジストチェンジしか使ったことがないと「これって何だろ?」と思っているかもしれませんね。
レジストデータの切り替えをしたり、リズムのコントロールをしたり、弾いた音のピッチを変化させたりなど、いろいろと自分で設定することができるところです。
セカンドエクスプレッションペダルは、エレクトーンの中でも上位機種に搭載されているので、おうちのエレクトーンにはないけど、レッスン室のエレクトーンにあったり、発表会やコンクール、プレイヤーさんのコンサートなどで使うエレクトーンにはあるので、使ったことはないけど見たことはある、という方も少なくないでしょう。
セカンドエクスプレッションペダルを使うことによって、弾いてる音をなめらかに音程を上げ下げしたり、リズムボックスを鳴らしながらなめらかにテンポのアップダウンができます。
ニーレバー
名前の通り、ニー(ひざ)を使うレバーです。
右のひざの右側に立てておいて、使うときにはひざで右に押します。
鍵盤の下側に付いているレバーですが、最近はニーレバーを立てて使用する曲が減りましたよね。立てないことで効果を切らさないように使っているせいかもしれません。
サスティンを音に付けたりナシで弾いたりと、ピアノのダンパーペダルのようにも使えますし、2音間の音程をスライドするように鳴らすことも設定できます。
【エレクトーンという楽器】機能は使っているうちにだんだん覚えます
ここまでエレクトーンの機能とかその役割とか書きましたが、
これを一度に覚える必要は
「まったくありません!」
色々な曲を弾いているうちにだんだんと覚えていけばいいものばかりです。
基本的には
これらが分かっていればそこに付け足していくだけですから心配は無用です。
弾きたいならまずは触ってみましょう。
大丈夫、エレクトーンは噛みついたり爆発したりしませんから。
ではまた☆
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